毛じらみはSTD
性病、性行為感染症には毛じらみ症、性器クラミジア感染症、性器ヘルペス、後天性免疫不全症候群、尖圭コンジローマ、鼠径リンパ肉芽腫、梅毒、淋病などがあり、いずれも予防が重要な疾患です。
性病とは、性的接触で感染する性行為感染症(STD)のことで、古くから梅毒、淋病、軟性下疸、鼠径リンパ肉芽腫(第四性病とも呼ばれる)の4つを指しました。性病は性的接触もしくは血液感染などが主な感染経路です。性行為感染症の中でもトリコモナス、性器クラミジア感染症、性器ヘルペスなどが重要性を増やしており、感染部位は性器内部や周辺、咽喉の粘膜などです。
性感染症は、日常生活では接触が少ない感染経路であることから、感染力は決して高くはありません。1999年に「性病予防法」は「伝染病予防法」、「後天性免疫不全症候群の予防に関する法律」とともに廃止され、「感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律」(感染症新法)に統合されました。性病のほとんどはコンドームの使用で予防することができますが、全てではありません。毛ジラミ症もそうです。全く効果はありません。一番の予防は不特定多数との性行為の自粛につきます。