毛じらみとコンドーム
毛じらみとはどんな病気なのでしょうか。
陰毛が直接接触して感染することがほとんどで、非常に激しいかゆみが生じます。性行為時の接触感染がほとんどですが、接触の多い母子間や、また、寝具やタオルなどの共有から間接的に感染することもあります。
ケジラミは体長1o前後のシラミの一種です。卵から成虫になり死ぬまで約1ヶ月程度のサイクルで、その間、メスは30〜40個の卵を産みます。主に陰毛に寄生し、血を吸います。治すためには陰毛を全部剃ることが必要となります。寄生場所の毛を全部剃り切ることが確実なのです。ですが、無理な場合は薬用のシャンプーやパウダーで治療します。
性行為による感染症ですが、一般的に性行為感染症予防に有効と言われるコンドームは効き目がありません。性行為での陰毛が接触しての感染ですので、コンドームでは予防できないのです。
毛じらみの症状は、男女ともに同じような症状が出ます。感染部の激しいかゆみです。かゆみがあるのに湿疹が見られないのも特徴です。
下着にこげ茶色のシミが点々と付くことがあります。家族やパートナーに簡単に感染するので、速やかな処置が必要です。